ゼミのテーマは『人の「在り方」とコミュニケーション』です。ここでいう「存り方」とは存在の様態あるいは認知です。簡単に言えば思考を支える思考です。
たとえば、ポジティブシンキングというのは思考法つまり「考え方」ですね。そもそもなぜポジティブシンキングをしなければならないのか?
すでに自分はポジティブではないので、そういう自分を変えようというわけです。その意味では「ポジティブシンキングという思考」を支える(ポジティブでないという)思考が無意識に形成されています。
この場合、自分はポジティブでない、という前提をしてしまっています。本当にそうなのか?というところに目をつけるのがゼミの視点で、そこから「在り方」を見出します。
この作業は今までの「考え方」とは違った全く新しい認知であり、知恵でもあります。